■宮古馬保存の状況

 1977 (昭和52)年から始まった宮古馬の保存事業は、当初家畜保健衛生所宮古支所の宮古馬2頭(雄1頭、雌1頭)の導入から始まりました。

また、1978(昭53)年4月には、平良市役所が、宮古馬3頭[かりゆしゃ号(雄)、かぬしゃ号(雌)、ぬかりゃ号(雌)]が導入され、同年に具志川市より、宮古馬1頭[太平号(雄・29才)]が寄贈され、本格的な増殖が進められました。1980(昭和55)年6月20日には、初の宮古馬二世[平太号(雄)]が誕生しております。その後、昭和58年には、粟国(宮古で産まれ粟国に渡った馬)より1頭[亜姫号(雌)]を導入。さらに1985(昭和60)年に、粟国より[ひさお号(雄)、川田号(雄)、せつこ号(雌)]導入し、1986(昭和61)年から1988(昭和63)年にかけて、粟国より4頭[勝利号(雄)、たかこ号(雌)、かおる号(雌)、けいこ号(雌)]を導入しております。

 宮古馬の現在の頭数は、令和5年5月時点で、48頭となっており、宮古馬保存会では、目標を100頭と定め、その増殖に取り組んでいるところです。